概念を覆す衝撃

iPhoneが市場に与えた衝撃については、もはやイノベーションという言葉の域を超えたものだったと言われています。2000年代に入ってから、スマートフォンは市場で徐々にシェアを広げていましたが、まだまだマイナーな存在だったと言われています。その中でも主力だと言われていたのがノキアの「Symbian」やRIMの「ブラックベリー」などです。


このようなスマートフォンの特徴として「物理キーボードの搭載」が挙げられます。大多数のスマートフォンが物理キーボードを搭載しており、画面の下やスライド機構によって物理キーボードを配しているというのが一般的だったのです。このような仕様はむしろ常識であり、これが覆ることは考えにくいとされていました。


そのような常識を打ち破ったのがApple社の「iPhone」です。iPhoneはタッチスクリーン搭載のスマートフォンとして華々しくデビューしました。タッチスクリーンにしたことによって全画面デザインが実現され、スタイリッシュな風貌を手に入れることに成功したのです。これはCEOのスティーブ・ジョブス氏の持つカリスマ的なプレゼンテーションと相まって大きくシェアを広げることになります。